ディスクリートアンプの魅力

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すみません。
またまた2ヶ月間が空きましたが、ここのところず〜〜〜っとアンプの実験ばかりやってて更新出来てませんでした。

導入したバッテリードライブアンプもすこぶる快調。
ブックオフの105円CDが順調に増えてます。(笑)

このアンプの秘密を知りたくて仕方ないんですが、貴重な部品を使っている実物を弄るわけにも行かないのと、2ch16石と言う規模なのとで、コピーを作ってベンチマークしてみることにしました。

基板から回路図起こしてみると、差動&コンプリメンタリーのとてもシンプルで美しい回路でした。
(現行製品&許可いただいてもいないので、回路は載せられません。)
回路図を暫く眺めてたら、簡単にバランスドライブに出来そうな事が分かったので、この際だからバランス駆動にしてベンチマークしてみることにしました。
(2chブリッジ接続ではなく、入力回路の差動出力を直接使ったバランス駆動です。)
入力段を中心に左右にHot、Coldの回路を書いていくと、まるで水平対向エンジンのようにシンメトリカルな形になります。

まずはベンチマークなので、基本的に定数は同じにして部品の調達を始めたのですが、ここで、いろいろと衝撃が。
なんと、使われているトランジスタと帰還回路のコンデンサが「全て」製造中止品です。
特に、ブチル巻きの音響用銅箔スチロールコンデンサなんて、どこにもありません。
手に入るコンデンサで代用するしかありませんが、値も特殊で近い値のモノを使うしかないです。
あと、ドライバー段のトランジスタが、NPNとPNPでランクの違うものしか揃いませんでしたが、大して電流流すわけでもないし、オフセット調整出来るし、で妥協。
一通り部品を揃えて1ch分組んでみました。

クロスフィードバックが掛かっててDCオフセットの調整にコツが要りますが、それ以外は、ユニバーサル基板に手配線ながら、とても再現性が高いです。
特に片側のドライバーとファイナルを止めてアンバランス動作にした時は、お手本とほとんど同じ性能スペックです。

バランスドライブにしても、同等の性能ですので大丈夫とは思いますが、そもそもの期待するべきスペックを調べる為に、現在、シミュレーターの導入中です。