192kHz 24bitのDACが¥3,999-

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PAやってたりする都合もあって、Macでは「音楽再生する環境」というより、「時々それなりの品質で入出力する環境」が必要だったので、これまではUSBオーディオインターフェース(EDIROLのUA-3FX)を使っていました。
これはこれで、当時この価格(実売¥17k程度)で、バスパワーでもノイズも乗らず、目くじら立てなければ充分な品質のものです。
ただし、OSがLionになり、メーカーから非対応宣告。(実際にはスノレパ用のドライバーで動きますが。。)

さらに、巷では「ハイレゾ」なる単語も聞こえてきてます。

手持ちの音源はCDの44.1kHz/16bitしかないし、音楽製作現場で96kHzや192kHzが使われてるのは知ってましたけど、商業的にSACDは失敗だったと思って再生環境としてはノーマークだったんですが、どうやら先鋭的な層を中心に盛り上がってきてるらしい。
そういや、買ってきたネットワークプレーヤーのDNP-720SEも96kHz/24bit対応となっています。

ちょっと調べたら、OSXのCoreAudioって、内部では192kHz/32bit(float)処理してるんですね。。いつの間に。。。
これは、うちの環境でまともに鳴るのか、はたまた使い切れるかどうか分かりませんが、Macで使える「安いの」ないかと探したんですが、FireWireだと高いのばっかりだし、USBだとほとんど96kHz止まり。192kHz対応品があったと思ったらWindows専用。

なんでかな〜と思ってもう少し突っ込んで調べたら、USBオーディオデバイスの規格って、1.0と2.0があって、96kHz越えは2.0の規定なんですね。
OS側は、Windowsは7でも1.0しか対応していないが、Macは2.0対応。
ところがどっこい、デバイス側に2.0対応チップがほとんどなく、ほとんどが独自実装と独自ドライバで対応させてるので、安いのはWindows用しかない。ということのようです。
しっかし、USBインターフェース付き192kHz/24bitのDACがWindows専用とはいえ¥10k弱で買えるのに、Mac対応品や単体は高いのしかない。。

いろいろ考えた結果、コストパフォーマンス命のわが家のシステムに「USB AudioClass2.0対応製品は時期尚早」ということで、「光入力があって、スペックだけは高く、値段の安いDAC」を探しました。

で、買ってきたのが、FiiO D3と、DN-USB DAC [★](DN-87343)の2機種です。
FiiO D3はほとんどチップ部品なのと箱が小さすぎるので1つのデカップリングを交換するくらいですが、DN-USB DAC [★]は使わないヘッドフォン側の回路を切り離し、デカップリングコンデンサーをOSコンとニチコンFGに交換、カップリングコンデンサーをMuseKZとフィルムのパラに交換、ショート保護用のシリーズ抵抗を値の低い金皮に交換しました。

ちなみに、このDN-USB DAC [★](DN-87343)ですが、
もともとRCA出力側についてるカップリングコンデンサーの極性が間違ってます。
シルク印刷からすでに間違えてるので、設計時のミスがそのまま製造ラインに流れたものと思われます。ここら辺がギャンブル性高いところです。(笑)

しかし、新興ブランドでもここら辺がしっかりしたらもう太刀打ちできないなぁ。。