「アンプは電源」を再確認

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去年の今頃に再燃したオーディオ熱ですが、冷める事も無く、エスカレートの一途をたどっています。
しかしながら、しがないリーマンの身。
予算も時間もそうそう割ける訳でもなく、 プア・オーディオライフをチマチマと楽しんでた訳ですが、松本の友人とのやり取りの中で、あるアンプ屋さんのブログの記事が話題になりました。
(友人とのやり取りで何が話題だったかは既に失念。。)

ん?
元SANSUIの方?
ん?
うちのすぐ近く?
こ。。。これは。。。

という事で、予算の工面をしながら待って待ってまって、本日工房にお邪魔して参りました。
(どんだけ気合い入れてるんだか。。)
実のところバランスアンプにめちゃくちゃ興味があったんですけど、完全に予算オーバーなので、シングルアンプを聴かせていただきました。

うちとはスピーカーがまるで違う(工房ではタンノイのモニターで聴かせていただきました。)ので、しばらく脳内補正全開。w

いやはや。
ハイエンド機器にありがちな気難しさも無く、繊細さも優しさもパワフルさもあるし、ジャンルは選ばないし、流石の一言しか浮かんできません。
いくら出力を欲張らないと言っても、残留ノイズ0.1mVを切る技術と併せて、社長の経験と人柄が現れているようです。
とにかく聴いてて楽しい。

社長と色々お話ししながら持っていったCD一通り聴かせていたところで、余興にどう?と聴かせていただいたのがバッテリードライブアンプ
 
 
。。。。。。。。。。
 
 
言葉なくなっちゃいました。
「何が違うんでしょう?」
というのがやっと。

いや。私とて技術屋の端くれ。
電源がきれいな(ノイズが極端に小さい)のはわかりますし、鉛バッテリーの強力さも知ってますし、現役時代から「アンプは電源」と言って憚りませんでした。
今、この文章書きながら聴いてるおまけアンプもバッテリー駆動です。
だけど、電源回路含めてあれだけ丁寧に作られたアンプでさえ、遥か彼方に置き去って来たような感覚。。
とにかくスムーズ、無理が無い、楽しい。
ACでは越えられない壁を見ちゃった?
アンプ側の回路が素直なので電源の違いを反映しやすいのかもしれません。
こういう高品質な回路使うとスイッチング電源とか目の敵にされるよなぁ。と思ってもみたり。
890Lの音はある意味「想定内」でしたが、バッテリードライブの方は完全に想定外でした。

帰りに郵便局に寄って郵便物受け取ってくる予定をすっかり忘れて帰ってきました。
発注する仕様とバッテリーをどうするか悩んでます。(笑)